昨今、海外を経由させた詐欺電話やフリーダイヤルを使った迷惑電話が急増してますよね
特に「+925」や「+888」といった怪しい番号は、一見「ナニこれ!?」と思ってしまいます、、
そこで、本記事では、この「+44」という番号の正体と、これらの怪しい国際電話がかかってきた場合の適切な対処法について、読者の皆さまを落ち着かせつつ、具体的な行動を解説します!
増える海外経由の怪しい電話と「+44」の正体
近年、特殊詐欺グループが国際電話を利用して、日本の一般家庭やスマートフォンへ無作為に電話をかけてくるケースが多発しています。
見慣れない「+」から始まる番号は、多くの人にとって「なんだろう?」と不安を抱かせますが、この不安こそが詐欺グループの狙いです。
「+44」とはどこからの電話番号か?
電話番号の先頭に表示される「+」は、その電話が海外からの国際電話であることを示しています。
この「+」に続く数字は「国番号(カントリーコード)」と呼ばれ、国際電話をかける際に最初にダイヤルする、国や地域を特定するための番号です。
例えば、日本の国番号は「+81」です。
ご自身やご家族、知人が海外に住んでいない限り、突然「+」から始まる国際電話がかかってくることは、「ほぼ詐欺や迷惑電話」である可能性が高いと認識しておくことが大切です。
国際電話番号の調査結果(Wiki参照)
国際電話番号は、地理的なエリアごとに大まかなゾーン分けがされています。
ゾーン | ゾーン番号 | エリア |
---|---|---|
ゾーン1 | +1 | 北米(アメリカ、カナダなど) |
ゾーン3・4 | +3, +4 | ヨーロッパ |
ゾーン8 | +8 | 東アジア(日本、中国など) |
今回注目している「+44」は、この振り分けで「ヨーロッパ」エリアに含まれる国番号であり、具体的には「イギリス」に割り当てられている国番号です!
本来はイギリスからの着信を意味しますが、詐欺グループはIP電話アプリなどを悪用して、実際にはイギリス以外の場所から、この国番号を偽装(なりすまし)してかけてくるケースが多発しています。
「+44」は料金が発生するのか?
まず、最も気になる通話料金についてです。
【電話に出た場合】
着信者が料金を負担することはありません。
【折り返した場合】
発信者側の国際電話料金がかかる可能性がありますので、ご注意を!
詐欺電話の場合、電話に出るだけで料金が発生するような仕組みは基本的に存在しません。
折り返さなければ料金は発生しないので、慌ててかけ直す必要は一切ありません。料金の心配は不要です。
電話帳ナビでの評判・口コミ
迷惑電話・セールス電話対策で役立つ「電話帳ナビ」のようなサービスで「+44」を検索すると、近年は「詐欺」「迷惑」といった口コミ情報が多く寄せられています。
しかし、詐欺グループは日々番号を変えてくるため、着信履歴の番号を検索しても「情報がない」もしくは「ほぼ詐欺」の情報しか出てこない可能性が高いです。
情報がないから安全、ということではなく、心当たりのない国際電話はすべて怪しいと疑う姿勢が重要です。
かかってきた場合の対処法
【電話に出た場合】
- すぐに切る:相手に何も話さず、すぐに電話を切りましょう。
- 個人情報を教えない:自分の名前、年齢、家族構成、金融情報など、絶対に教えないでください。
- 「かけ直します」と言って切る:相手が誰かを名乗っても、「会社名・所属・名前」を聞き、「一度こちらからかけ直します」と言ってすぐに切り、絶対にかけ直さないでください。
- 連絡:切断後、警察や消費者センターに連絡して報告しましょう。
【電話に出なかった場合】
- 履歴番号を検索:着信履歴の番号を検索してみましょう。ただし、「ほぼ詐欺」の情報しか出てこない可能性が高いです。
- 無視が正解:心当たりのない国際電話は、無視し、着信拒否設定をすることが最も適切な対処法です。
ネット上の反応(口コミの紹介)
実際に「+44」からかかってきたユーザーのSNS投稿は多く、多くの人が不審に感じ、電話に出ていないことが「正解」であると裏付けられています。
X(旧Twitter)での投稿例
- 「+44」から電話かかってきた。イギリスって…心当たりゼロだし、とりあえず出なくて正解だったかな。
- また「+44」から着信。迷惑電話多すぎ。無視して即着信拒否。
- 「+44」で検索したらやっぱり詐欺電話の噂がいっぱい。みんな電話出ない方がいいよ!
多くの方が不審に感じ、無視していることがわかります。
あなただけが狙われているわけではないので、焦らず、落ち着いて対処しましょう。
着信拒否(ブロック)の方法:迷惑電話をシャットアウト
心当たりのない国際電話からの着信をシャットアウトするためには、電話番号ごとの着信拒否設定が最も簡単で効果的です。
1. iPhoneの場合(「履歴」からブロックする方法)
iPhoneでは、着信履歴に残った番号から、すぐにブロック設定が可能です。
ステップ | 操作内容 | 補足・確認点 |
---|---|---|
① | 「電話」アプリを開く | ホーム画面にある、受話器のアイコンのアプリです。 |
② | 「履歴」タブを選択 | 画面下部にあるメニューから「履歴」をタップします。 |
③ | 該当番号の「i」マークをタップ | 「+44」など、ブロックしたい番号の右端にある青い丸に囲まれた「i」をタップします。 |
④ | 「この発信者を着信拒否」をタップ | 画面を一番下までスクロールし、「この発信者を着信拒否」という赤い文字をタップして完了です。 |
2. Androidの場合(機種により操作が若干異なります)
Androidも同様に、着信履歴から簡単にブロックできます。
操作内容 | 補足・確認点 | |
---|---|---|
① | 「電話」アプリを開く | 受話器のアイコンのアプリです。 |
② | 「履歴」タブを選択 | 画面下部または上部にある「履歴」をタップします。 |
③ | 該当番号をタップし、メニューへ | ブロックしたい番号をタップし、「詳細」やメニューアイコン(縦の点3つ「⋮」)を探します。 |
④ | 「ブロック」または「迷惑電話として報告」を選択 | 表示されたメニューから「ブロック」を選びます。 |
【応用】国際電話そのものを拒否したい場合
「+44」という国際電話そのものを一律で受け付けたくない場合は、ご契約中の携帯電話会社(キャリア)が提供する「国際電話着信拒否サービス」を利用するのが最も強力です。
- NTTドコモ:「国際電話・国際SMS拒否」サービス
- au:「au国際電話(010等)と国際SMSの利用停止」
- ソフトバンク:「国際電話発信・着信規制」
これらの設定を行うと、海外にいる知人や家族からの電話もかからなくなる点には注意が必要ですが、特殊詐欺対策としては非常に有効です。
+44から始まる電話番号まとめ!
「+44」はイギリスの国番号であり、心当たりのない着信は、詐欺グループが国番号を悪用している可能性が極めて高いです。
焦らず、落ち着いて行動してください。
- 「無視・着信拒否を推奨」:心当たりのない「+44」の電話は、電話に出る必要はありません。
- 「料金の心配は不要」:電話に出ても、基本的に通話料金は発生しません。
- 「具体的な対処法を実行」:電話番号ごとの着信拒否設定を行うことで、被害を未然に防ぐことができます。
冷静に対処することが、詐欺から身を守る最も効果的な方法です。
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